Hario【V60 フラットドリッパー 01 Zebrang】でアウトドアでもドリップを

Hario【V60 フラットドリッパー 01 Zebrang】でアウトドアでもドリップを

最後にドリッパーを買ったのはもう2年くらい前かな?ってくらい久しぶりにドリッパーを買ってみました。

Kalitaに並ぶ定番的なドリッパーV60。そんなV60を作っているHarioが2021年10月26日より発売開始したアウトドアライン「Zebrang(ゼブラン)」【V60 フラットドリッパー 01】を購入したので、その紹介と使ってみた感想を書いてみたいと思います。

開封してみて〜

ブラックをカラーテーマとしているので、箱やアイテム自体もブラックを基調としています。

ドリッパーはアウトドアでの使用を意識、分解できる様な仕様になっています。

「Zebrang」の文字とマークが控えめに配置されていてクールな印象です。

ドリッパーの受け皿側はいつものV60のリブと変わらず。シリコン製でできています。

ボタンを穴に入れていく方式で組み立てるので、簡単に組み立てと分解ができます。組み立て後の中心穴は通常のV60と同様のサイズ感です。

下側のドリッパーホルダーは樹脂製です。ストラップ用の穴があるので、ドリッパーを小さく丸めつつホルダーはどこかにぶら下げるなどすればバッグ内を圧迫せずに持ち運ぶ事ができます。

ドリッパーとホルダーは、ドリッパーのボタンをスライドして引っ掛ける事で支える構造になっています。シリコンなので変形はしますが、ドリッパー側にペーパーやコーヒー豆、お湯が注がれるので十分な固定力は確保されています。

実際に数回使ってみた感想

基本的にはV60と同じだなといった印象です。軽量でドリッパー側を開けば薄くして持ち運べるのでアウトドアにはピッタリでした。円錐型特有の湯量によって落ちるスピードが変わるドリッパーなので、V60のスパイラルリブが好きな方でアウトドアでも使いたい!って方には是非ともオススメしたいです。

ただ使ってみて個人的にあまりオススメできない方もいそうな印象でした。

  • アウトドア目的だがドリッパー程度の大きさや重量は気にならない人
  • 淹れ方にこだわりのある人
  • アウトドアでの使用はあまり考えていない人
  • これからコーヒーを始める人
  • 清潔さを重要視する人

上記の方には通常のV60や他の器具の方がいいかなと思います。

オススメできない理由としてはやはりこのドリッパーの欠点にあると思います。

1つ目はシリコンであるが故に形状が正円にならない点です。ボタンとホルダーのおかげで円錐状にはなりますが通常のものと比較すると歪んでしまいます。その為、狙った味わいを求めたりする方にはあまり向かないと思います。

2つ目は安定性です。ワイヤー式バネ形状のドリッパーなどよりは安定しますが、それでも樹脂製や磁器製の様な形状維持されるドリッパーには全く敵わないです。強風時は粉が飛ぶのであまり意識しなくても良いかもしれません。ただし、注いでいる最中にぶつかったりすると簡単にホルダーから外れてしまったり、ホルダー自体がカップから落ちたりし易い形なのでそのあたりも安定しない印象です。

3つ目は清潔さで、シリコン故にゴミやホコリがくっつきやすい点です。洗った後に拭き上げしようにも繊維がくっついてしまいますし、きれいにしてしまう際もジップロックに容れるなりしないとすぐにゴミがついてしまいます。

おわりに

このドリッパーの欠点が許容出来て、アウトドアでもドリップをしたい方でしたら是非こちらを使ってみていただきたいです。

とはいえドリッパー一式とドリップポットのセットで考えるとある程度のサイズはあるので、淹れ方やスタイルに合わせて、エアロプレスや他の器具と使い分けるといのではないかなと思います。