Z30をゴテゴテにする日記③「安定してマニュアルフォーカス出来る様にしたい!」
実際にカメラを手にしていろいろと撮影してみて気づくことの1つに、AFを信用しすぎるのは良くないなってことありますよね。
すごく便利で被写体だったり条件がいいとほんと外さなかったりもするのですが、ふとした瞬間に外していて後で見返したらボツになってしまったり。なので最近はなるべくMFで撮れるように練習していました。
今回はそんなMFでのフォーカス合わせがやりやすくなるようなアイテムたちを買ってみました!
NIKKOR Zの問題点
さっそく紹介する前に、NIKKOR Zのレンズ(と一部ボディ)についての問題に触れておきたいと思います。
以前別の記事でも書きましたが、NIKONのレンズは一部のレンズしかフォーカスのリニア操作に対応していません。さらに、ボディ側もZ6Ⅱ Z7Ⅱ Z9の3機種しかリニア操作に対応していません。(記事作成時)
なのであらかじめ決めた2つ位置でフォーカスを合わせようとしても、回転速度で事前に考えていた位置と変わってしまいます。
もちろんリニア対応してくれていても助けにはなりますが、非リニア対応のレンズやボディでも撮影したかったのもあって、今回アイテムを購入しました。
今回買ったのはこのアイテムたち!
今回買ったのは合計3つのアイテムです。
- 動画撮影用ミニフォローフォーカス 3010B 3010B 商品ページ➡︎
- Φ72-Φ74 シームレスフォーカスギアリング 3293 3293 商品ページ➡︎
- 15mm径シングルロッドクランプ 860B 860B 商品ページ➡︎
フォローフォーカスとフォーカスギアリングはMFを安定させる為で、ロッドクランプはマイク位置に悩んでいたのが解決できるのでは?と思い試しに買ってみました。
因みに、一番左のは100均で買ったアイテムですがちょっとネジ穴など問題多かったので紹介控えます…。
さっそく開けてみていくぞい!
ミニフォローフォーカス
他のSmallRigの箱と比べて、箔押しがされていたり下から上に抜くように開ける形式だったりと、とても高級感があります。
質感が布っぽいというのでしょうか、今まで買った他のアイテムとはもう「格が違うんだぞ」と言わんばかりの作り込みです。
さっそく開けてみると。。。
中にはミニポーチがぴったり収まるように入っていました。
これをみて実はとてもビックリしました。
同じSmallRig製ミニフォローフォーカスを購入してる方の動画を以前見たことがあったのですが、その時は箱を開けるとすぐに製品が見える仕様だったんです。スポンジが製品の形に型抜きされてる感じで。
それがミニポーチに変わって入っていて驚きました。
しかもポーチの裏側にはベルトループがついていたり、実用性が格段に上がっていました!
内側はこんな感じ。
蓋裏にメッシュポケットがあり、内側にはカメラバッグ御用達のマジックテープによる仕切り板が3枚あるのでバッテリーやブロワーみたいな使う頻度の多いアイテムを入れるのにも使いやすそうですね。
内容物を全て広げるとこんな感じ
なんか、、フォローフォーカス買ったはずなんですけど、、、流石にサービスしすぎててSmallRigが心配です。
ほんとありがとうございます。
ミニフォローフォーカス本体
ミニフォローフォーカス本体はこんな感じ。
回し心地は小さいながら非常に回しやすく、遊びもほとんどないので微細に操作することもできそうな感じでした。
上部には回転角でフォーカス位置を変えられるレンズで使う為の角度設定用のピン穴があります。ピン穴を受け止める部分は開くこともでき、開くときは力を加えますが閉じる時は小さな力でも閉じられます。
ピンは先端が隙間に見えるシルバーのパーツに接触することで簡単には空回転しないようになっていました。
この機能が使えないのは残念ですが、いつか対応してくれたら全力で使ってみたいです…!
ロッドに接続するアームは固定する部分と角度を調整する部分の2箇所のをネジの締め付けで調整できるようになっています。同社他の製品と同じような仕様なので特に戸惑うことなく使えそうでした。
もしアーム部分が長かったり、干渉したりフォーカスリングの位置の関係でギア部分がずれてたりする場合は、アームを取り外して短くしたりギア部分を逆につけたり柔軟に対応することができます。
現場に合わせたのシステム構築がしやすそうですね!
フォーカスギアリング
調整可能なフォーカスギアリングもついてきます。
システム次第ではマイクに干渉したりとしそうですが、あまり使う頻度の少ないレンズ用にしたり、僕の場合はズームでフォローフォーカスを使いたい時に使おうかなと思っています。
ロッドクランプ
ミニフォローフォーカスを買うとこのクランプと後述するロッドがついてきます。
ケージさえ持っていればすぐにでも試せるのですごく便利なんですが、クランプがNATOレールにも対応しているのでNATOレールでシステム構築考えてた予定の方はすごくお得かもしれません。
・・・で、SmallRigの製品をいろいろ見ていて気付いたんですが。
これ、
SmallRig ロッドクランプ(NATOレール付き) 3011
ですよね。
いや、、、え???(困惑)
アルミロッド
もう1つの付属アイテムがこのアルミロッド。
10cmの小型のロッドですが、フォローフォーカスをつける為なら十分すぎる長さです。
内側にメネジが切られているので後から長さを拡張出来たりします。
・・・というわけでこれも見てみましたが、これの片割れですよね?
SmallRig 15mmアルミ合金ロッドペア(M12-4inch) 1049
えーっとですね。
ロッドは2つでの値段だとしても、多分クランプとロッドで合わせて3,000円以上なわけで。そこにポーチ、しかも質も良さそうで1,000円じゃ絶対買えなさそうな感じと。え???
ミニフォローフォーカス全然安っぽさないんですけど??引いたらいったいいくらですかね???
すみません、この記事を見て下さった皆さんほんとこれは買った方がいいです。
SmallRig様安すぎますって!ありがとうございます!
フォーカスギアリング
Φ72-Φ74の大きさのものを買ってみました。
プライムレンズでも使ってみたかったのですが、被写体に合わせて自分も動くような場面での使用も想定していたので今回はNIKKOR Z 24-70 f/4 Sで使う想定で買ってみました。
ロッドクランプ
まずは[箱]
ぼくの好きな気球が、、。
プチプチの中から取り出すと。
こんな感じのアイテムを買ってみました。
シンプルにロッドと固定する部分があり、2方向に穴がついています。1つにはダイヤルが付いているので、メネジが切られているアイテム(ビデオライトなど)をダイヤル先に付けて使うことができます。
もともとフォローフォーカスはベースプレートとチェストパッドを繋ぐロッドの先につける予定でしたので付属のNATOレール付きのクランプやアルミロッドは使わない予定でした。
同時にマイクをつける場所に困っていたのでマジックアームあたりを買おうと考えていましたが、せっかクランプやくロッドがついてくるのであれば何か有効活用できないかな?と思い試しに買ってみました。
今までのリグと組み合わせてみる!
買い漁ってきたチェストパッド / ベースプレート / カーボンロッド / ケージも使ってゴテッとさせてみました!
右肩に当てて使う想定にしているのでモニターの裏側にフォローフォーカスを設置、結構ギリギリではありますが、ズームリングをビデオ持ち出来る様に調整してみました。
マイクのショックマウントの裏にクランプのダイヤルを付けて出来る限り操作音が入らない、且つ被写体に出来るだけ近くなる様に設置してみています。
カメラの手前側にはモバイルバッテリーを設置できるようにして、ベースプレートにはマンフロットのクイックリリースプレートを付けてつけ外しも容易にしてみました!
だいぶ立派な佇まいになったかな?と。多分Z30をこんな使い方する人他にいないんだろうなぁ、。
因みに、ワイヤレスマイク使用時はこんな感じです。
ついでにZ5でもやってみる
せっかくなのでZ5にもやってみました。
ケージとNATOレール付きクランプ、ダイヤル以外のアイテムを使っています。
カメラ本体の大きさやチルト液晶、ロッドの長さなどでバッテリーをつけるのは苦しそうですが、そもそも長時間録画できないので問題ないかな?と。
今回買ったクランプからダイヤルを取り除いてグリップに使えそうな3脚をつけてみました。
この三脚は3coinsでリングライトを購入した時に付属していたモノです。
ケージがないのでカメラのグリップを持つと傾いてしまうのですが、このニセハンドルのおかげで傾くことなく安定して持つことができる様になりました。
ついでに三脚なのでこんな感じで広げて置くこともできちゃいます。ちょっと折れそうで不安ですが
さいごに、使った感想も交えて。
どう考えてもZ30の軽くてコンパクトな良さはないのですが、すごく安定して使える様になって狙い通りでした。
ハレ切りができなかったり、モニターが小さすぎたり、ワイヤレスマイクでないと音声モニタが出来ないという欠点はありますが、全体としては概ね良さそうです。
特に今回気になっていたフォローフォーカスのピント合わせはもう今までのはなんだったのか、と思うほど快適になりました!もしかしたらこれ一番最初に買っても良かったかも?
もし同じくZ30で動画やりたいんだぜ!って方は参考にしてくださると嬉しいです。
今回も読んでいただきありがとうございました!
-
前の記事
Z5とZ30、2つのNikon Zエントリー機種の違いを色々と比較してみる 2023.03.18
-
次の記事
実家に埋まってた15年前のコンデジ【IXY DIGITAL 910 IS】 2023.04.14