Nikonで勤めていた方に出会って。

ほぼ毎日仕事で外出する日々。使う予定がなくても「何か撮れるかも？」って期待しながらその日持っていくレンズを選ぶ。

その日は物件撮影をする為の装備。

神奈川県横浜市のとある物件、部屋に写真から撮り始め、その後共用部を撮り始めた時でした。

エレベーターの前で設定をして水準器とグリッド線を揃えていた時、その物件の管理人さんが持っていたホウキを端に立てかけてこちらへと近づいてきました。

もともとコミュ障で人見知りする僕は初対面の人にはド緊張してあまりうまく話すことができません。その時僕はZ5を両手で抱えてたのですが、それを見て？か、管理人さんが僕に1コト、

「以前Nikonで働いていたんですよ。」

その瞬間一気に緊張が消えテンションが上がり、それよりも嬉しさでいっぱいになりました。

管理人さんは高校を卒業から定年で退職するまでNikonの従業員として働いていたそうで、まだ白黒のフィルムカメラの時代から、Nikonの歴史をよくご存じの方でした。

まだNikonが日本光学工業の頃から勤めていて、ガラスの研磨をした経験など、勤めていた方でないと知り得ない、なかなか知ることの出来ないNikonでの経験や歴史をたくさん教えていただきました。

せっかくなのでミラーレスカメラのZ5で試写していただいたり、たっぷり30分近く。

動画を撮ったり、編集をしたりすることも増え、時間を作って写真を撮ることがちょっとずつ減ってきてたけれど、カメラ熱みたいなのが高まり、もっともっとたくさんシャッターを切りたいと思いました。出来ることなら、十年後くらいにもNikonのカメラとレンズで写真を撮れたらなって思います。