広角レンズで見れる景色とNIKON Zの広角レンズ NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
標準レンズの後に買う画角で迷いがちな2つの画角「望遠」と「広角」。
「望遠」のお話は以前してたので今回はもう1つの「広角」について書いてみたいと思います。
広角で写真を撮る為に買ったZレンズについても一緒に紹介してみますので是非一緒に見てやってください(笑)
広角レンズってどんな感じ?
広角域はこんな画角!
カメラ始めると標準に望遠、広角とよく耳にすると思います。標準はだいたい目で見る画角で望遠はズームした時の画角。望遠鏡や双眼鏡もあって比較的慣れ親しんだ画角だと思います。それに比べて広角は目でなかなか見ることができず、最近のスマホのカメラ機能などで初めて経験してその広さに驚くこともありますよね。
広角域は焦点距離でいうとだいたい35mm以下になります。20mm超えたあたりからは今度は超広角と呼ばれたりしてます。
かなりの広範囲を撮影することができるので風景などをダイナミックに撮影したい時に使うと迫力満点に撮れますが、レンズ次第では端が歪んだりしてしまったり写真に移したくないものが余分に入り込んだりしやすいので、ちょっとだけその辺りを気にしたりします。
パース効果が得られる!
画角が非常に広くなるおかげで目の前にあるものを写すとすごく大きく写ります。逆にちょっと遠くにあるものを写そうとすると普通に目で見る大きさよりも小さく写ります。近くにあるものと遠くにあるものの大きさを顕著に写して立体感のある写真表現ができます。
この近くにあるものを大きく、遠くにあるものは小さく立体感ある様に見える現象をパース効果といいます。
こんな被写体に使うと面白い!
広い画角で撮影する事になるので旅行好きな方がいく先々で絶景をダイナミックに撮りたい方がよく買う印象です。
F値の低いレンズであれば星空写真や星景写真も迫力満点に撮れますし、タイムラプス表現で風景や星を使いたい時に使ってみるとすごく楽しいと思います。ポートレートでは全身とその背景を組み合わせてその空間を表現する方もいらっしゃいますね。
物撮りは歪みが発生しやすいですが、奥行き感のある写真表現ができるのでそういった表現を楽しむのも面白いです。
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの紹介
なんで買ったの?
このレンズはZ5やレンズ類のセットと同じタイミングで購入しました。ですが買う決断をしたのはボディやもう1つのレンズよりも先に決めていました。
買うことを決めた理由は、
- 広角レンズを使ってみたかった。
- F値の低いレンズで星や夜景を撮ってみたかった。
- タイムラプス撮影をしてみたかった。
とこんな感じでした。
それまで使っていたのがKiss M用のレンズが標準域と望遠レンズだったので手元に無かったからというのもあったのですが、どこか行って風景写真を撮りたい時に「広角レンズ持ってたらもっと広くできたかな…。」、「もっとダイナミックに撮りたい!」って思うことがいくつかあったのが大きかったです。ナイモノネダリ?
実際にレンズを持ってみて(使ってみて)
なんとなく外見写真からは察していたのですが、ピントを合わせる時に使うリングが広いこと広いこと(笑)重さはちょっと重めでちょい長めですが持ち運びが苦になるかならないかの微妙な長さな印象でした。レンズの前玉は若干出てますがフィルターはしっかり使えます。
端側の歪みは個人的にはほとんど気になりません。四角までしっかり描写してくれるのでその辺りは変に後かられたっちせずとも問題ないと思います。
アルネオコートしっかりなされ、レンズの色もニュートラルなのでクリアな描写をしてくれて期待通りでした。
気にいってるトコ
しっかり歪むことなく撮れることももちろんなのですが、三脚を使ってISO100超秒露光して撮ったとはいえ夜景をしっかり綺麗に描写してくれます。広すぎず、でもダイナミックにちょうどよく撮れる絶妙な焦点距離なので使いやすい距離なのもすごく気に入っています。
F値を1.8まで使えシャッタースピード結構下げられるので、夜スナップする時にも明るくボカしたりいろいろな写真表現が出来て楽しいです。
映る範囲が広いので各種フィルターを使った時の違いもわかりやすいです。
あれ?って思ったトコ(イマイチ?)
リング部分が広いのが正直気になっていて、AFならいんですがMFで撮影する時にずらしてしまいそうで少し不安になる時があります。特に開放で撮影するときは結構気を使ってます…。
Zレンズ使ってる方達からよく言われることですが「見た目」はお察しかもしれないです。外見やルックスは人それぞれ好みはあるかと思いますが、あまり評判はよろしくないです…(苦笑)
レンズの材質やリング部分が金属製になっています。ゴム製ではないのと材質のおかげもあって傷がつきやすいので持ち運びするときちょっとだけ気を使ったりします。
〆
実はこの広角レンズでやりたかったことはまだ全部できていません。
ホーリーグレイルタイムラプスとかとか…。
そんな感じなのでまだまだ良いトコと悪いトコをまだまだ全部発見出来ていないかもしれませんが、こんな感じでした(笑)
普段スナップする時あまり広角で表現したいってタイミングあまりないのですが、「広角で撮ろう!」って決めて外出てみると結構面白かったり、空を撮ったりするだけでもダイナミックな表現が簡単にできるので面白いですよ!(笑)
-
前の記事
Nikonの標準ズームレンズ「Z 24-70mm f/4 S」が思ってたより良かったおはなし 2022.03.20
-
次の記事
ブラックミストを使って「シネマチック」な写真を 日々のカメラ生活にアクセントを 2022.03.29