望遠レンズあればこんなに楽しくなるよ!っていうのとEF-M 55-200mmを買ったときのおはなし
標準に広角、望遠と画角が違うレンズを変えて撮るのすごく楽しいですよね!単焦点かズームかで好きなレンズが違ったり、一眼カメラの楽しみの醍醐味だと思います。
今回は望遠ズームレンズと実際買ったCANONのレンズのお話。
望遠ズームをなんで買ったのか〜や、どんなシチュエーションで便利なのか、あとは買ったレンズについて書いてみます!
望遠レンズってどんなの?
望遠ってどんな画角?
中望遠レンズはだいたい焦点距離が85mm〜135mmのレンズのことを指す事が多いです。望遠域だと135mm〜300mmあたりでそれ以降は超望遠レンズに分類されたりもします。標準ズームレンズの定番距離で24−70mmや28−75mmがありますが、それ以降のとイメージすればわかりやすいかなと思います。
中望遠の焦点距離は比較的にとっつき易くて使いやすいのかなと思います。それ以降の焦点距離のレンズは撮る被写体次第で用途に合わせて選ぶ事が多く、レンズを変えると言う楽しさがよりわかり易く実感できると思います。
使い始めたばかりの時はファインダーを覗くまでどの部分が切り取られるのか想像が難しくって、買って間もない頃は正直扱いが難しかったです(苦笑)慣れてくるとだんだんわかってきて標準域だと若干物足りなく感じることも出てくるのですごく楽しくなっていきます。
圧縮効果が楽しい!
望遠レンズの特徴に圧縮効果を得られる事があります。
圧縮効果とは、ピントを合わせた被写体よりも奥に写る背景や前に写る前景が実際よりも近く見える効果のことを指します。簡単に実際には離れているものが近くに見えるので、情報量の多い写真や極端な大きさの差を埋めたりする事に使えます。
広角が視野角が広いのに対して望遠は視野角を極端に狭めてそこを光学的に拡大して写します。広角〜標準域のレンズで撮影した写真を同じ部分を写すようにクロップすると近い感じにできますが、光学的に写したものではなくなって画質が極端に落ちるので望遠レンズが必要になったりします。
実際に日常で体験できることとしては、実際には結構遠くにあるはずのビルや山が目の前に建つ建物と比べて少し近くに感じる事があると思います。これが圧縮効果による錯覚になります。
ピントはあくまで被写界深度によるので遠くにあるものは当然ピントが外れます。なので望遠ズームレンズの場合は絞れば絞るほど背景がボケて見えるのでこれを利用して写真撮影もできます。
こんなシチュエーションで便利!
圧縮効果を利用したポートレート撮影は定番です。標準域よりも背景が近く情報量が増やしやすいのでバストアップ写真などで便利です。あまり被写体慣れしてない方を撮る時にわざと焦点距離の遠いレンズから始め、慣れてから標準域で撮る方もいらっしゃります。
物撮りをする時、影や光の邪魔をせずに寄って撮れるのと、テーブルフォトで料理の写真を撮るときにも奥に置いた料理や飲み物が近くに寄るので、そういった撮影でも重宝します。
遠くにある被写体を撮る際には基本的に望遠レンズ必須になるので、動物園の動物や野鳥を撮りたい方、テーマパークのパレードや月をダイナミックに撮りたい方も必要だったりします。
EF-M 55−200mm F4.5-6.3 IS STM
こんなレンズだよ!
僕が買ったこのレンズはCANONのEF-Mマウントのレンズです。つまりEOS KISS Mに付けるための望遠ズームレンズということです。
APS-Cサイズのセンサー用なのでフルサイズ換算では1.6倍で85−360mmくらいになります。中望遠から幅広くカバーできるので、基本的にはてきとうにバッグに突っ込んでおけば撮りたいものを一通り撮れるのですごく便利です。
EOS Mシリーズ向けレンズと言うこともあり価格も非常に安く小柄で、重さもすごく軽いです。よくある高くて大きくて重いレンズではないのでそこまで気合を入れていない時でも手軽に持ち運びできます。
なんで買ったんだったっけ?
もともと最初買ったのが「EF-M22mm F2 STM」だったのですが、撮影しているうちにもっとこうだったらと思う事が増えました。もちろん広角でダイナミックに撮りたい!という気持ちもあったのですが、何より強く思ったのがもっと寄りたいっていう気持ちでした。動物園でもっとアップに撮りたかったしディズニーでパレードの写真も撮りたかった。携帯で広角で撮るよりもズームして撮る方があまり綺麗に見えなくてそれもあって望遠ズームが欲しくなりました。最初はEFマウントの古い望遠レンズを探そうとも思ったのですが、KISS Mの良さである軽くて小さい特徴を生かすためにも「EF-M 55−200mm F4.5-6.3 IS STM」を買う事に決めました。
買ってからわかったトコ
正直予想以上の小ささと軽さに驚きました!リュックに入れたりするカメラポーチに入れてもかなりゆとりができるサイズでフードをつけて缶ジュースと同じくらいの幅なので、隙間にも入れられて小さい事がどれだけアドバンテージなのかがよくわかりました。多分これからもどんなに性能の良いレンズを買っても軽く出かけるときだったら「絶対にこれ持っていく」って思う位のサイズです。
ココは「イマイチ」です
これだけ小さく軽く安いので写りではやはり物足りなさを感じるかもしれません。特に解像感のある写真を求めてしまうとなかなか満足いかないかもしれません。
ロック機構無しの沈胴式で、下向きにするとズームした時に出てくる部分が自然と下がってきます。首から下げておいたまま移動する時は注意してなるべく抑えてあげたりする必要があります。
このレンズに限ったことではないのですが、最低F値がズームするにつれて徐々に上がっていきます。なので6.3より低いF値ではズーム倍率だけ変えて同じ設定で撮ることは出来ません。Mモードで撮影する時明るさが変動するので気にする部分も増え若干使い勝手悪いなと感じてしまうかもしれません。
〆
望遠レンズがあると写真の表現の幅がすごく広がります。最初に買ったレンズは標準ズームレンズや35mmか50mmあたりの単焦点レンズあたりだと撮れるものも増えるので一層カメラを持つのが楽しくなります。
ただ望遠レンズ良いの買おうとするとめちゃめちゃ高いんですよね…。もしAPS-Cのカメラ持ってたらフルサイズの大きなレンズと比べてめちゃめちゃ安く変えるのでそっちを検討してみるのも良いのかなって思います。
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