さよならレンズ _EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM 

さよならレンズ _EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM 

先日2年間お世話になったレンズ EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM とお別れしました。

一度気に入ったら基本的に壊れてダメになるまで使い続けるタイプだったので、まさか自分でも売る決断をするとは思いもしませんでした。

EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMを使って撮った写真を見ながら、思い出に浸らせてください。

こんなレンズだった

このレンズはCanonのミラーレスカメラに使われるEF-Mマウントの望遠ズームレンズでした。フルサイズ換算だと約88-320mmほど(Canon APS-Cは約1.6倍)の焦点距離をカバーします。

ダブルズームレンズキットとしてもパッケージングされており、EF-Mマウントの機種を愛用していた方には馴染み深いレンズですね。

マウントがプラスチックであったり自重で鏡筒が伸びたりとお値段なりの部分はありましたが、とても軽く小さなバッグにも入れられる持ち運びし易いレンズでした。

僕は2本目のレンズとしてこのレンズを購入しましたが、それまでとは異なる世界に興奮した事を記憶しています。

今でも2本目に選んでよかったなと思っています。

このレンズが教えてくれたこと

たくさんの写真をともに撮り歩き、様々な思い出を通してくれたレンズ。

でも正直、買ってすぐの時はズームで寄れるけれども、広角端でも寄りすぎて思うように撮れず、ただただ難しいレンズだなって感じていました。当時はなかなかうまく撮れなくって動物に寄るとかしない限り使い辛かったです。

そんな中、ほぼ毎日の様にカメラを忍ばせてどこかへ行くのであれば何か目標やルールを決めて撮ろうと思い、このレンズを積極的に持ち歩いてみました。

今まではすごく難しく感じていたのに、何度か撮影していると圧縮効果をはじめとする中望遠の楽しさを知ることができました。また、ズームする時も闇雲にズームさせるだけでなくなり、持ってるレンズからのレンズ選びも楽しくなりました。

どうして手放すことに決めたのか

持ち出せなくなってきたから

どうして手放そうと思う様になったかというと、持ち出す事ができなくなってきたからです。

レンズ自体は特に問題なく扱えていましたが、Kiss Mが損傷しているのか、持ち出しても操作が効かなくなるなど不調だった為に気軽に持ち出せなくなってしまいました。

レンズに問題がないが故に、だんだんと防湿庫に放置されてるのを見て複雑な気持ちになっていってしまいました。

複数マウントの問題

EF-Mマウントのレンズで楽しんでいた方はおそらく皆そうかと思いますが、EF-Mマウントからのステップアップが非常に難しい問題もありました。同じCanonであってもEF-MとRFではマウントが異なり、更にアダプターも存在しないのでせっかくRFのボディを選んでも持っているEF-Mマウントのレンズが使えません。他社製のミラーレスは言わずもがな。

いろいろ悩んだ結果Nikon Zマウントをメインに決めたのですが、当初は良いレンズ、欲しいレンズがあればEF-Mマウントのレンズも買う予定でした。ですがなかなか新しいEF-Mマウントでレンズが登場しません。そして、僕自身決してお金持ちではないので、2つのマウントを買い足していくのは簡単ではありませんでした。

持ち出す際にも、欲しい画角に絞って外出しようにも望遠レンズを入れるとボディが必ず2つになって荷物量が増えたり、絵作りが異なることで編集で苦労したりしていました。

Kiss M2の販売終了=__

つい最近までEF-MマウントのボディはKiss M2だけが残っていたのですが、遂にこの機種も公式では終了となってしまいました。勿論サポートは未だ続く様ですが、新製品はやはり出てこない。つまるところEF-Mマウントの終了を意味します。

分かってはいたものの、やはりこのままでいいのかとモヤモヤしてしまいました。

そんなこんなでいろいろと悩んだ結果、EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STMを手放し、これからはZマウントメインでやっていこうと決めました。

これから、と

今回レンズ手放したことで望遠域をカバーするレンズがなくなりました。

Zマウント中心での運用になり、Z30やZ5のDXモードで105mm程までは撮影可能ですがそれ以降が完全に対応できなくなってしまっています。

直近で必要な場面もさほど多くはないのですが、近いうちに何か買い足そうかと思います。

そして、EF-M 55-200mm F4.5-6.3 IS STM 今までたくさんありがとうございました。