SmallRigのLEDライト【RC120D】を購入してみたお話
撮影をするためにカメラは買う方たくさんいますが、カメラよりももっと重要なアイテムに照明機材があります。
どんなに良い機材で撮影しようと、光の条件が良くなければ理想には程遠い結果となってしまいます。実は照明はすごく重要で、照明の使い方や使っているかどうかで全く異なる印象にもなります。なんならカメラよりも照明にコストをかけるべき、という意見もあるくらいです。
今回カメラリグのメーカーとして知られるSmallRigから昨年発売されたLED照明【RC120D】を購入したので紹介してみたいと思います。
RC120Dはこんな照明機材
RC120DはCOB(チップオンボード)ライトの1つです。現在(記事作成時)SmallRigでは4出力それぞれ2種の8種類のラインナップがあります。RC120Dは出力120Wのデイライトになります。
TLCI 96+、CRI 95+と高い演色性でより自然な色を再現できます。1mで最大照度5,370Lux、付属のリフレクターを使用すると最大62,600Luxで非常に電源効率が良くなっています。
Bowensマウントなので一般的なディフューザー各種も使用出来ます。
RC120Dのファンは25dB±2dB程度で、本体が60度くらいにならない限りほとんどファンが回らないので、音に気を遣う環境でも使いやすくなっています。
電源はVマウントバッテリーでの使用や、アプリケーションを用いた操作も可能なので、電源環境の乏しい場所や離れての操作など、幅広く扱うことができる仕様になっています。
内容物や本体を見てみる
照明本体の他に専用のキャリングバッグが付属しています。(恐らく)布製ですが内側にウレタン材が詰められているのもあり変に凹むこともなく安心して持ち運びできそうな印象です。
フォローフォーカスの時も思いましたが、最近のSmallRigの商品は買うとついでにバッグもついていたりと配慮がされていてとても親切ですね。
フタ裏側にはメッシュポケットが配置されています。iPadなど、何か一緒に使う道具なんかを入れたりするのに使いやすそうです。
フタ両端にベルトがついていて長さを調節することでフタを完全に裏返してみたり、↑写真の様に開いたまま固定することもできます。
ストラップを使うことで肩がけでの持ち運びが出来る様になっています。
本体はウレタン材で守られていて安心感があります。
因みに、実際はこれに加えて開口部と同じ大きさの薄いウレタン材がカバーとしてこの上に乗っているので、フタ左右のベルトの接触も防げます。
ACアダプターやケーブルは非常に長く、電源からある程度離れていても大丈夫な仕様です。
コンセント部は3ピンなので、変換アダプターを用意しておくと使いやすいかと思います。
リフレクターはこんな感じ。
収納時は簡易的なフタをつけてあげることができます。
RC120D本体はこんな感じです。
スタンド取り付け部周辺が若干プラスチック感が強いですがその分見た目よりも軽量です。
首にはアンブレラタイプのディフューザーなどをを取り付ける為の穴が設置されています。
背面はこんな感じ。
ノブ2つと電源ボタン、そしてモニターと非常にシンプルで直感的に扱えるかと思います。
実際どのくらい明るいの?
何を基準にするのか、シチュエーションなどでも大きく変わるのですが、一般的な家庭のリビング(シーリングライト)での想定で比べてみました。
RC120Dは1m感覚で天井に向けてバウンスさせています。
シーリングライトのみ
シーリングライトも切った真っ暗状態
シーリングライト無でRC120Dが78%
シーリングライト無でRC120Dが100%
夜間屋内にて全て同じ設定で撮影しています。
なんとなくどのくらい明るくなるかが伝われば良いのですが、、、。
個人的な感覚としては、RC120Dを100%で使った後にシーリングライトに切り替えると急に暗くなったかの様な錯覚を覚えました。
初めての照明機材にいかが?
照明機材って正直結構値が張るのでなかなか手を出しにくいですよね。
いざ買おうと思い立ってもなかなか判断しにくかったり。
RC120Dは、ApatureのAmaran 100dやNANLITEのFS-60Bとほとんど同じ値段で、希望価格28,299 円(購入時はセールでほぼ2万円で購入できました!)で購入可能なのです。
Amaran 100dやFS-60Bよりも高出力の120Wで、あまりコストかけられないけれども1灯くらいCOBライト持っていたい!って方にはすごくオススメな照明機材かと思います。
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